「セカチュー」も読んだ方がいいとは思うけど

普通の人がどれくらい本を読んでいるか知らないけど僕はそんなに本を読むほうではない。ここ数年メディア露出の多い齋藤孝曰く「読書は習慣」らしいからその習慣のない、また習慣化しようとしていない僕に本をいっぱい読めというのは土台無理な話だろう。それでもこの春、同氏の「読書力」(岩波新書)を読んで読書欲に駆られたこともあった。まあ「金閣寺」(三島由紀夫新潮文庫)で挫折してしまったけど。


高校のときは通学していて、電車の中にいる間が暇だったので総じて今よりも読書欲はあった。(それでも3年間通して20冊にも満たしていないと思うが。)今日はその中でも特に印象に残っている3冊をあげてみよー。


1.伊藤左千夫野菊の墓  高3年の時に読んだ。ブックオフで100円?で購入した記憶がある。主人公とそのその彼が好意を寄せる女の子との話。正直登場人物の名前も話も全く覚えてない。ただ悲しい話だったな、ということとその女の子がすごくかわいらしく描写されていたということは深く印象に残っている。かなり薄い本だったのでまた今度読み直してみよ。


1. 遠藤周作 『海と毒薬』
  高2の時。名前については勝呂という医者だけ覚えている。中身についてはあまり触れたくないので気になる人は読んでみよう。


1. 安部公房砂の女
  高3の8/31に一日かけて読んだ。夏期講習の憂さ晴らしも兼ねていたからなおさら印象深い本。独特の世界が好きで他に『箱男』『人間そっくり』も読んだ。今『飢餓同盟』、『笑う月』を持っているけどまだ読んでない。


高校の時、僕は国語便覧を見るのが好きだった。そこに出てくる作家(の生き様)がかっこよくてそうした小説を読んでいたんだと思うし、(結果現代の小説を見ることはなくなってしまったわけだけど)そうした小説を読んでいる自分もまた好きだった
文学少年に憧れていたのかもしれない。
最近全然小説を読まなくなったけどこれ書いてたらまたそうした小説を読みたくなってきた。今年はそうした教養を身につけることに徹底しようかな。