デッドオアアライブ

昨日買った「オフレコ!」の堀江貴文インタビューを見た。この人が具体的に紙面で語っているのを見るのは2005年3月号『文藝春秋』の特集「経営者トップ19人『私の勉強時間』」以来だけど僕は見るたびにちょっとした高揚感を覚える。


「この人なんか変だ」と。


なんかもうとことん自分の好きなことしかやってないみたいだし、会社の儲けるやり方についてはオリジナリティなんかどうでもよくて「パクればいい」とか言っちゃてるし、田原氏の「将来像をどう見るか?」との問いには「スコープが何か、すごくデカいんですよね。だから、すごく話しづらくて。何でそんなに考えなきゃいけないのか、イライラしちゃう*1んですけど*2。」っていうノリだし。


今までいた経営者とはその人間性において明らかに違うものがある。それがたとえメディアへのパフォーマンスだったとしてもだ。


別に僕はホリエモンには概ね好意的だし彼に対して思うことなど特にないが、彼を見てると教養が必要、とか言っている自分がバカらしく思えてくる。「教養って実はどうでもいいことなんじゃないのか?」と。


そう、今僕に必要なのは線形代数と簿記*3の勉強なのだ。
特に簿記は第3回目くらいから授業聞いてないからこのままいくと確実に落とす。
このままいかなくても確実に落とす?
あさって試験なので明日の僕はデッドオアアライブを彷徨っているに違いない。

*1:コミュニケーションにおける高等テク。一般に人前で「イライラしちゃう」とか言うとイメージが悪くなりそうだが実際そうでもない時もある。その場の空気にうまくあわせておどけた感じで言うことができれば自分のイライラが少しだけ解消されるとともに、相手にちょっとお茶目な人間性をアピールすることができる。経験からして「まじイライラすんだけど」とおどけて言うのが最も妥当。実際高校の時これをたまに口にする友人がいた。女の子には言っちゃダメ。

*2:ただしこの場合ホリエモンはテクとしての「イライラ」ではなく、普通にイライラしての発言だと思われる。

*3:簿記は普通に必修なので落としたら来年再履修。