腐る直前を見極める


昨日、書く意欲がわいてこない暇すぎる、と書きました。暇だから書く意欲がわいてこない、というのはどうも理屈が一本道を通っていない気がして考え直しました。すると暇だから、というよりも何も考えてないから書く意欲がわいてこないのだ、という結論に至りました。人間てのは不思議なもので暇であればあるほどあれこれ考えなくなるような気がします。自由な時間があまりにも多すぎるため脳内で処理しきれずに有意義なすごし方を考えることを放棄してしまうからです。


すると今までの生活がテレビを見るなど容易に時間を浪費できる生活へと変化していきます。多くの番組は何も考えさせません。またテレビはなかなか途中で見るのをやめることができません。思い切って電源を切ったところで何をやるのか考えていませんから結局またテレビをつけることになります。つまり必要最低限のこと(宿題とか)以外はやらないし考えない、怠惰な生活を送るはめになるのです。これはつまり「夏休みの法則」ですね。



一人暮らしは親というリミッターが存在しないため状況はさらに悪化し、必要最低限のことすらやらなくなることもあります。一例を挙げると私は今日、日本シリーズチケット争奪戦のために英語の授業を休みました。(しかもチケット取れませんでした・・)。今日一日を振り返ってみて、初めて一人暮らしの意味がわかりました。一人暮らしとはつまり自立をするということです。自分を立(律)するということです。当たり前のことのように思えますがボクはこの自覚がまったくありませんでした。少なくとも経済的に親に依存している学生のうちは意識してこその自立なのだと思います。


自由な時間がありすぎるとうまく過ごせないのは人間の常だから、もう少し、でもほどほどに忙しい時間を増やしていきたいと思う(忙しすぎるとストレスがたまるし、せっかくの大学生活を満喫できない)。古今東西、有能な男は常に忙しそうにしているものだ(これは塩野七生さんの受け売り)。何かバイト以外でほどほどに充実した生活を送れる良い方法はないものか(バイトばっかりだと虚しい)。読書時間がつくれる電車通学が羨ましいなんて言うと恨まれそうだからそれは言わないでおこう。