週刊少年ジャンプ⑤

実際連載開始直後から画力などもろもろの不安定要素が如実に現れはじめ、(恐らく)打ち切りの危機でした(素人の言えた義理ではありませんが)。作品そのものも今ひとつで第4話「第一印象がいい奴にロクな奴はいない」などときどき「おっ」と思わせる話もありましたがやはり全体的には低調気味でした。



でもボクは第4話あたりからなぜだかひいきするようになっていました。うすた京介以来です。人情物に重きを置いた話と臭いセリフが個人的にツボだったからなのかもしれません。また題の異常なまでの長さや欄外の担当のツッコミ、巻末の作者コメントでの作者の自虐っぷりも好きでした。



ジャンプは周知の通りアンケート至上主義なのでボクはこの作品を応援しようといつのまにかアンケートはがきを送るようになっていました。病んでました。18歳で送るのは非常に恥ずかしいものがありましたが実はひそかな楽しみでありまた虚しい日々の中、空知英秋を支えているという「自分でも誰かを支えることができるんだ」という気持ちが逆にボクを支えてくれました(え?違う?)。アンケートは他の作品も投票できるので他に打ち切られそうな「ゲドーくん」とかに憐れみをもって投票してあげました(偉そうだなー)。



明日に続く。