『ダメだ!この会社(山崎元・倉田真由美、小学館)』

商事、銀行、証券会社など計12回も転職した山崎さんと『だめんず・うぉ〜か〜』で有名な倉田さんによる共著。(ちなみに『だめんず』は読んだことありません)ネットでたまたま見かけて面白いということなので購入してみました。
この前古本屋で買った本を読めって?
今読んでいる途中です。この本のほうが読みやすいので先に読み終わりました。



この本を完全に鵜呑みにするのは良くないかもしれませんがボクは少なからずショックを受けました。銀行、証券、商事、外資系企業の裏事情がわかりまくりです。その裏事情について事細かに書くつもりはありませんがボクの中での「外資(というか金融全般)=かっこいい」という等式は完全に崩れ去ったし、今まで少なからずあった外資に就職したいという気持ちももう風前の灯です。



でもボクの言葉を鵜呑みにしないでください。ボクは自分が外資の体質に合わないと思っただけで、外資が殊更(ことさら)ダメな企業というわけではありません。山崎さんはあとがきで「ハッキリ言って、世の中の会社はほとんどはダメ会社なのだ。」と言い、「読者は、それぞれの会社がどのようにダメなのかを知って、自分にピッタリのダメ会社に就職して欲しい。」とも言っているようにね。



ボクみたいに将来どうしようか本気で迷っている人、ただ単純に「外資=大手銀行=・・略・・=かっこいい」と思っている人にはぜひ読んでもらってその考えを改めろ、とは言わないまでも考え直す契機になってくれたらなと思う。



最近の読後感想が説教くせー。